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カボチャ畑でつかまへて

The Catcher in the Pumpkin
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旅録

諸君はカルクと謂ふ存在をご存じだらうか。

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ハルクに非ず。

その存在が廣く公に知られる様になつたのは1865年、
南北戦争のさなかチリ北部の山中で撮影された數枚の寫眞が新聞によつて報道された事に端を發します。

寫眞には大勢の狩人が銃を携へて追い駆ける先に巨大な謎の生物が翼を広げて居り、
これを見た当時の専門家達は「こんな馬鹿氣た生物は存在する筈がない」
「この写真は捏造である」と口を揃へて否定した。

しかしそれも無理からぬ話である、寫眞の生物は空を飛びながらも鳥とは形状の異なる
羽毛に覆われて居ない翼や、蛇の樣な長い尾を持ち、
どちらかと謂へば竜や蝙蝠に近い形をしてゐる。

そして何よりも地上で銃を構える狩人達と比較した場合、
謎の生物の全長は約2m、翼を広げた幅は4mにもなると推測されたのだ。

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古代史研究家の中には、アンデス文明との関連を唱える者も現れ、
当時のアメリカの探検家ハイラム・ビンガムは、
「古代インカ人達を滅ぼしたのはスペインではなく彼ら謎の生物ではないか、
マチュピチュ遺跡は彼らに生贄を捧げる爲の場所だつたのでは…」己の著書の中に記してゐる。

その後も度々南アメリカでの目撃が報告され、後にはモスマンやフライングヒューマノイドと同一視された事もあつたが、
次第に目撃談も減少し2006年にアマゾン川下流で洗濯をしてゐる姿を最後に途絶えた。

目撃者たちの証言は概ね一致しており、
曰く猿の様に毛深い体に、腕の代わりに蝙蝠の樣な翼を持ち素早く飛翔し、鋭い爪を持つ怪物であると謂ふ。

だが遂に、我々はその姿を捕える事に成功した。

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猿の樣に毛深い下半身と尾に、蝙蝠の樣な腕、鋭い爪…。
間違いなく1865年に撮影されたヤツである。

今囘發見をされたのはオルビア村で活躍中の錬金術師であり、高名な冒険者でもあるリトルサマナーの某氏である。
コメントを求めると、「遊ぶ金が欲しくて狩った。今は剥ぎ取りをしている」と眞劍な面持ちで語つてくれた。

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博識な氏の話に寄ると、カルクとはギアナ高地で独特の進化を遂げた生物であり、
古代から角はお酒に漬け込んで滋養強壮に、表皮から採れる油は靈藥に、
爪は魔除けの装飾品として人気だつたらしい。

遂に長きに渡る謎に1つ、終止符が打たれた。しかし世界は以前に謎に満ちて居ります。
旅録探検隊は今後も砂漠の不思議情報を皆樣にお届けする爲に邁進致しますよ。

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